キャッチコピーは「僕らにはまだ、輝く希望がある!!」「誰も見たことのないウルトラマン。」「あきらめるな!!」。その言葉にふさわしく赤と青のグラデーションで「人の形をした光」というデザインイメージで制作された。
ウルトラマンたちのカラータイマーは、カラータイマーと見ただけでわかるものが多いがサーガにはそれがない。胸の光はサーガの核であり、体の中は光っていてそれを外殻が覆っていると考えられる。背中や肩からも光を漏らせているのもまた幻想的で魅力的だ。
サーガへの変身
サーガはサーガとしての一つの人格を持つウルトラマンではなく、DAIGO演じるタイガが変身する「若き最強戦士」ウルトラマンゼロ、杉浦太陽演じるムサシが変身する「慈愛の戦士」ウルトラマンダイナ、つるの剛士演じるアスカが変身する「伝説の戦士」ウルトラマンコスモスの3人のウルトラマンが合体して誕生する。
この3人のウルトラマンたちは一人ひとりが個性的で、カラーが一致しない印象だ。
アスカは自分を犠牲にしてでも地球を守ろうとする勇敢な戦い方。ムサシの戦闘は基本的に怪獣をなだめることに終わり、抹消したり追い出したりといった行動がみられない。それに対しタイガは自分の危険を顧みない、まるでゲームでも楽しんでいるかの如くといった軽く流れるような戦い方を好む。
そんな彼らの心の中に共通する一つの思いがサーガになる過程へと繋がる。
映画「ウルトラマンサーガ」での活躍
映画「ウルトラマンサーガ」では、バット星人の元、ゼットンが屈強に進化しハイパーゼットンとなって地球に侵略してきた。一時は窮地に立たされ絶望を感じた瞬間もあった。だが「本当の戦いはここからだ!」と叫ぶ彼らの3人の「諦めない心」が彼らをサーガへと導く。
サーガの見所はやはり瞬間移動による戦闘だ。ハイパーゼットンの瞬間移動に対してバラバラで戦っていたときはさっぱり歯が立たなかった。しかしサーガになり、サーガアクセラレーションが使えるようになってからの戦闘はスピード感があり爽快だ。
スーパーゼットンの動きを確実に捉えていく様は実に今までの怪力自慢のウルトラマンとは一味違う痛快さがあるだろう。