歌好き怪獣 オルフィ
歌う事が大好きな、陽気な音楽怪獣・オルフィ。その恐ろしい外見からは想像も出来ない程、心優しい性格をしている。非常に美しい声を持ち、オルフィが住んでいる秩父では、伝説と化している怪獣でもある。
昔、ある男の子が自分が歌った歌を褒められた事で、偶然生まれてしまったのがオルフィだ。それからは、1年か2年に一度、祈願祭の時にだけ、地底から目覚め、村人の前で歌をうたっていた。その為、村からはアイドルのような扱いを受けている。
オルフィの歌声の高低差によって、その年の収穫の良さが分かるのだという。その音程が低ければ、豊作、というわけだ。
ストーリー
しかし、そんな善良な怪獣も、ある邪悪な宇宙人に利用されてしまう。
その宇宙人とは、ZATを壊滅させる企みを持つ宇宙怪人・カーン星人だった。オルフィを捕まえる為の団体の団長に変身し、怪獣に興奮剤が混ぜられた弾を打ち込んで暴れさせようと画策するが、事前に計画を察知したZATにより失敗。
今度は、音のテンポがずれると集中力を切らすオルフィの隙をついて、へその中に潜んで怪獣を操る事に成功する。だが、ウルトラマンタロウのマジックハンドで、オルフィのへその中から追い出されてしまう。
そして、そのまま地面に叩きつけられ爆発して倒されるという、かなり自業自得な倒され方であった。カーン星人から解放されたオルフィは、歌をうたいながら、元いた場所へと帰っていった。
プロフィール
- 身長:56メートル
- 体重:3万3千トン
- 登場:ウルトラマンタロウ第49話「歌え! 怪獣ビッグマッチ」