虹超獣 カイテイガガン
カイテイガガンは太平洋の深海、深さ5千mのところに住んでいる超獣。自身の棲家である海が工場排水や石油などで汚されていることに怒り、通りがかったタンカーを次々に襲っていた。
額のしずくのような形の部分はガガンソナーと呼ばれており、周囲1万mのタンカーの位置を検知すると言う。全身にフジツボのような突起があり、目はつり目、口は立てたアワビに歯がついたようなデザインで、正直、気味が悪い。
口からはミサイルや「ガスニードル光線」と呼ばれる強い水流を発射する。
虹色のうろこ
エネルギー源は魚であり、一度に千匹もの魚を食べ、体の表面は貝殻のようなうろこでおおわれており、虹色に輝いて見えることから、虹超獣と呼ばれる所以なのだろう。
このうろこは簡単にはがれるもので、劇中では父親が遭難してしまった少年は、きれいな貝殻を千個集めると父親が返ってくると姉に言われ、カイテイガガンの鱗を集めていた。
活躍シーン
カイテイガガンを討伐するために、おとりのタンカーを使いおびき寄せる作戦を決行したTACだったが、偽物だと見抜いたカイテイガガンは陸へと上陸する。しかし最終的にはエースの必殺技、メタリウム光線にて倒された。
斬新なデザインと色の超獣ではあるが外見のインパクトは抜群で環境問題を背景とした、海洋汚染と言う大きなテーマにもかかわらず、知名度が低いマイナーな超獣とされている。
しかし、そのユニークな姿から、コアなウルトラシリーズファンの中ではそれなりに印象に残る超獣で、他の超獣に比べて取扱いは少ないがソフビ人形にもなっている。
プロフィール
- 身長:45メートル
- 体重:3万7千トン
- 登場:第34話「海と虹に超獣が踊る」