爆弾怪獣 ゴーストロン
ゴーストロンは金色の体をした怪獣だ。撮影に使用された着ぐるみは第1話で登場した「狂暴怪獣アーストロン」を作りかえたものである。
キューキューと鳴き声が可愛い為か、姿を現したゴーストロンを見たMAT隊員が口々に「ありがたい、こんなヤツなら2~3匹、束になってかかってきてもいいぞ」「俺の田舎の牧場でも飼っておけそうだ」「あんな怪獣くらい」と言うなど、なぜか小物扱いされている。
MATの油断
さらに、ゴーストロンは昨日開発されたばかりというMATの新しい爆弾「X弾」の試し打ちの的となってしまう。
しかし、「一発でしとめてみせます」と余裕をみせながら接近してきたMAT隊員に、口から炎をはき反撃して驚かせて逃亡、さらにその際に発射した爆弾は不発、作戦を失敗に終わらせた。
このことは後に、「油断」「緊張が足りなかった」ことを隊員に自覚させる出来事となった。
打ち込まれた時限爆弾
爆弾怪獣という異名をもつのは、前述したMATの作戦失敗が関係している。本来、新型ロケットX弾を打つはずが、誤って時限装置を打ち込んでしまっていたのだ。爆発するまでの時間は10時間。
怪獣が町の真ん中に出てきたらというMAT隊員の不安をよそに、ゴーストロンは青木高原のダイナマイト工場に姿を現す。
ゴーストロンの生態については、MATの分析により行動距離が1日に20km程度とあまりアクティブではない事が分かっている。さらに、20mくらいまで近づかないと反応をみせないなど、にぶい。よって、怪獣としては小型でのろまと分析された。
最後はウルトラマンによって上空へ運ばれ、爆死した。
プロフィール
- 身長:40メートル
- 体重:2万トン
- 登場:第8話「怪獣時限爆弾」