音波怪獣 シュガロン
シュガロンは二足歩行で体色は茶色の怪獣だ。脚から頭まで岩の表面のようなゴツゴツとした皮膚をもち、頭のゴツゴツとした質感はパーマをかけた髪型のようにも見える。しっぽも同様にゴツゴツとした質感となっている。
初めて登場したのは、山間だ。山で1人の女性(牛山静香)がオートバイに乗った男性グループにからまれて困っているところに登場した。その後、山間の吊橋を落としたり、バイパスを襲ったりなど凶暴さを見せた。
谷に住む牛山静香の話によると、もともとは大人しい怪獣であったが、裏山にバイパスが通ってから暴れるようになったそうだ。しかし、硫黄を嫌う為、怪獣が硫黄岩で囲まれている谷には一度も近づいたことはなかった。
活躍シーン
ウルトラマンの戦いでもシュガロンは殴りつけ踏みつけるなどの狂暴性を見せる。ウルトラマンとの激しい戦いを繰り広げたシュガロンであったが、最後はウルトラ霞切りによって倒れることになる。
父親の化身
戦いの後、主人公の郷青年によって、この怪獣は、実は牛山静香の亡くなった父親の化身ではないかという説が語られた。静香は幼少の頃、自動車事故に合い、それ以来車を憎むようになった父とともに山に移り住んでいたのだ。
娘がオートバイに乗った男性グループに襲われている所にあらわれたり、吊橋や開通したばかりのバイパスを襲ったりしたのも、車を嫌う父親の化身が行なった、娘の静香を守るための破壊であったのだ。
なんとも哀愁を感じさせる怪獣である。
プロフィール
- 身長:60メートル
- 体重:2万8,000トン
- 登場:第12話「怪獣シュガロンの復讐」