カンガルー怪獣 チンペ
チンペとその親怪獣パンドラは、人里離れた浅間山の奥深で親子水入らずの暮らしをしていた。チンペはパンドラのお腹の部分にある袋にいつも入っており、その名の通りカンガルーの親子のような外見をしている。好んで食べるものは主に木や葉っぱで、草食系の大人しい怪獣だ。人を襲った事はほとんどないという。
人の言葉を理解する事ができる種族で、聡明で博識な怪獣でもあり、比較的人間にも友好的だ。ウルトラマンタロウでの登場話は、第22話「子連れ怪獣の怒り!」である。
ストーリー
巣の近くの崖下に転落していた人間の女性を助け、チンペとパンドラ親子で保護していた。
しかしその女性の婚約者である男性が女性を殺されたと勘違いし、チンペを射殺してしまう。その悲しみと憎しみで怒り狂ったパンドラは我を忘れ暴れ出し始める。
男性が引き連れてきたハンター二人を口から吐き出した炎で殺し、人間への復讐を始めてしまう。
そこに男性の知り合いでもある東光太郎扮するウルトラマンタロウが登場。パンドラと戦闘を開始する。だが元はと言えば男性の勘違いで凶暴化していた為、タロウは途中で戦うのを止めてしまう。
そして己の技であるリライブ光線でパンドラを回復。同じくチンペさえも蘇生させ、親子は再び地底深くの怪獣の世界へと帰っていくのだった。その後、ZATにより地底への道は封鎖され、チンペとパンドラ親子が人間の世界に来る事はなかったという。
プロフィール
- 身長:2.5メートル
- 体重:75キログラム
- 登場:ウルトラマンタロウ第22話「子連れ怪獣の怒り!」