始祖怪鳥 テロチルス
テロチルスは二足歩行の鳥型の怪獣だ。赤い頭部に黄色いくちばし、体は黒色で、首から下はマントをはおった人型に近い体型をしている。頭頂部が白く、まるでハゲワシのようにも見える。
テロチルスが初めて姿をあらわしたのは夜の海上だった。突如として現れて海面すれすれを飛行し、その際付近を航行していたヨットでパーティーをしていた若者が、船から海に投げ出されている。
さらに、東京に向かっている飛行機の前にあらわれ、旅客機を墜落させた。
特性
ヨット、旅客機、どちらも襲われたのが夜であること、さらにパーティーの音楽、飛行機のエンジン音などから、テロチルスは夜行性で音に対して獰猛になることがMATによって推察された。
また、テロチルスが出現してから、雪に似た、かすかに硫黄のニオイする謎の白い物体が付近一帯に降っていたが、実はこれは排気ガス(亜硫酸ガス)と化合すると猛毒性のガスになるものであった。
そして、その物体の正体は住みかである悪島の噴火口から、怪獣が吐き出しているものであったのだ。
活躍シーン
ウルトラマンとは壮絶な戦いを見せた。1度は得意とする空中戦に持ち込み、ウルトラマンを撃退している。
攻撃は、口から吐く雪のような謎の物体の他に、鼻からの光線だ。さらに、体はスペシウム光線をものともせず頑丈で、空中戦でみせるスピードはウルトラマンに苦戦を強いた。
しかし、最終的には空中から地面に落とされる格好でウルトラマンに破れてしまった。
プロフィール
- 身長:60メートル
- 体重:1万8,000トン
- 登場:第16話「大怪鳥テロチルスの謎」、第17話「怪鳥テロチルス 東京大空爆」