幾度と無くウルトラマンシリーズに登場する、高い人気を誇る異星人がバルタン星人だ。バルタン星人ベーシカルバージョンは、映画「ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT」に登場した。映画では、故郷の星を失った為に地球を襲撃するというバックボーンが描かれた。
宣戦布告には宇宙船である「廃月」を利用した。「廃月」は、故郷の星の一部を切り取り、地球に移住できるように改造された宇宙船だ。
「廃月」内部にはクロートラップと呼ばれる刃物のようなトラップも仕掛けられており、非常に高い科学力を有する宇宙生命体であることがわかる。
戦闘能力
代表的な攻撃は、エクスプラウドやドライクロー光線だ。エクスプラウドは凝固作用を、ドライクロー光線は冷凍作用をそれぞれ持っている。
そして、特徴でもある両手の鋭いハサミからも、色々なタイプの光線を放つ事が可能だ。口からは毒ガスを吐く事もできるなど攻撃は多彩で、その能力は高い。
下半身のヒレは翼の役目も担っており、足の形状を変化させると飛行も可能だ。この他にも、脱皮、分身といった能力も兼ね備えており、色々な攻撃を実現させる事ができる。ただ、音楽を聞くと眠ってしまうという弱点もある。
活躍シーン
ウルトラマンコスモスとの戦いは激闘となるが、最終的には敗北を悟り自ら命を絶った。
なお、初代バルタン星人はセミをモチーフとしているが、バルタン星人ベーシカルバージョンのモチーフはセミではなく、クワガタムシをモチーフとしている。
その為、初代よりも頭部のハサミや両手のハサミが鋭くなっている。
プロフィール
- 身長:50メートル
- 体重:3万5千トン
- 登場:映画『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』