わんぱく宇宙人 ピッコロ
星雲ピッコラから60年に一度、地球へ接近するハーシー大彗星に乗ってやってきた王子・ピッコロ。その目的は地球見学。旅行が大好きで、今まで約2万個以上の星を渡り歩いてきた経験を持つ。だが王子育ちの為か、多少わがままで少々短気なところがある。
ピノキオのような木彫り人形に似た外見で、頭にピエロが被るような帽子を乗せている。観察用の望遠鏡で、光太郎がタロウである事を見抜いてしまう。
人間を観察していると、とある少年の、内緒で飼っている兎に興味を持つ。だが、少年が住んでいるアパートには動物嫌いの大家がいた。
そんな大家の手によって、兎は毒を盛られ、死んでしまう。人間の自分勝手な振る舞いに怒りを隠せないピッコロは、人間全てを憎しみの対象にしてしまい、巨大化して町を襲う。そして、人間に味方するタロウに、戦いを挑むのであった。
活躍シーン
「ピッコロハンマー」や「ノコギリハット」による攻撃で、タロウと接戦するピッコロ。
戦いの最中、わんぱく宇宙人はタロウに「何故、人間の味方をするのか」という問いに、タロウは、こう答えた。「一部の悪人のために、多くの善良な人々を見捨てることは出来ない」と。
その答えに納得したピッコロはタロウに投げ飛ばされ、そのまま宇宙を飛んでいたハーシー大彗星に飛び乗り、地球に別れを告げるのであった。
プロフィール
- 身長:2.1 – 61メートル
- 体重:300キログラム – 2万9千トン
- 登場:ウルトラマンタロウ第46話「白い兎は悪い奴!」