メモール

うろこ怪獣 メモール

メモールは残忍で卑劣な手を使う事で有名な宇宙人・ドルズ星人によって、地球へ送られてきたサイボーグ怪獣。ウルトラマンタロウの第45話「赤い靴はいてた・・・」に登場した怪獣で、ドルズ星人は、メモールを先兵として送り込み、地球侵略を果たそうとしていた。

しかし、その正体は幼い頃にドルズ星人によって攫われた、ZAT隊員・北島の幼馴染の少女・真理であった。真理は誘拐された後、怪獣メモールとして改造されてしまっていたのである。

ZATに近付く為に北島隊員に接触するも、人としての自我が残っていた為、良心の呵責に耐えられず正体を明かしてしまう。

活躍シーン

だが、非情にも、ドルズ星人から指令が来てしまい、その50時間後、怪獣化してしまう。自我を失い、暴れ回るメモールと闘う覚悟をするウルトラマンタロウ。

メモールの口から吐き出される火炎攻撃や、右手から噴射される赤い煙と、その長い尻尾に攻撃され、翻弄されるタロウ。

タロウは、ストリウム光線で応戦しようとするが、どうしても打ち込めない。苦渋の決断の末、タロウはメモールを宇宙空間へ吹き飛ばすのだった。

空から落ちてくる、真理が履いていた赤い靴。北島隊員はそれをZATガンで海へと沈めてしまう。そして、光太郎へ「人間誰しも、大事に取っておいた思い出に別れを告げなきゃならない事がある」と語った。

その後、メモールがどうなったのかは分かっていない。問題を解決することなく文字通り放り投げてしまうという、なんともやるせないストーリーだった。

プロフィール

  • 身長:54メートル
  • 体重:2万5千トン
  • 登場:ウルトラマンタロウ第45話「赤い靴はいてた・・・」